ビタミンの生理的作用と欠乏で起こる症状
☆:生理的作用 ★:欠乏
☆:生理的作用 ★:欠乏 | |
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ビタミンA (レチノール) | ☆ 免疫に関与し、粘膜を抑制する働き。肌荒れを防ぐ。 目からの細菌侵入を防ぐ。 ★ 免疫力低下。無気力。白髪化。皮膚乾燥。角膜肥厚。夜盲症。 結石症(胆嚢、腎臓、膀胱) |
ビタミンB1 | ☆ 消化液の分泌促進。神経の正常化。炭水化物の代謝。 ★ 疲労。脚気(かっけ)。不眠。食欲不振。精神異常。乳児の心臓病。 |
ビタミンB2 (リボフラビン) | ☆ 脂肪をエネルギーに変える時重要。脂肪肝を防ぐ。成長促進。粘膜の保護。 ★ 口内炎。口角炎。唇の荒れ。腸炎。光過敏症。涙の分泌過剰。 |
ビタミンB3 (ナイアシン・ニコデン酸) | ☆ インシュリン・性ホルモン・副腎皮質ホルモン・ 甲状腺ホルモン合成に関与。 細胞呼吸や胃液の分泌に必要なもの。 |
ビタミンB5 (パントテン酸) | ☆ 神経組織、筋肉組織の合成に働く。血糖値の調整に関与。 ★ 心臓腎臓障害。白毛症。皮膚炎。神経障害。副腎。睡眠。 |
ビタミンB6 (ピリドキシン) | ☆ 脳、筋肉にブドウ糖の供給を助ける。 たんぱく質、脂肪の消化促進。子供の食欲増進。 ★ 食欲不振。小児精神発育遅れ。成長阻害。下痢。口内炎。失明。 浮腫。先端疼痛症。貧血。 |
ビタミンB12 (コパラミン) | ☆ たんぱく質・核酸の合成に関与。抗貧血作用。成長促進。 赤血球白血球の生産に働く。 肝疾患に効果。 ★ 悪性貧血。神経症。脂肪肝。 |
ビタミンB15 (バンガム酸) | ☆ 抗酸化。細胞の寿命を延ばす。疲労の回復を早める。 狭心症と喘息の症状を和らげる。 ★ 神経の障害。心臓病。酸素飽和した組織の減少。 |
ビタミンB17 (レートリル・アミダギリン) | ☆ 制癌と癌の予防の特性があるとされている。 ★ 癌への抵抗力が減少する。 |
ビタミンC (アスコルビン酸) | ☆ インターフェロン生成を促進、発癌を抑える。 細胞内の呼吸作用をする。 コラーゲンの生成に関与し細胞間の結合組織を強くする。 カルシウム・鉄の吸収に関与。 細菌に対する抵抗力の増強。 ★ 免疫力の低下。皮下出血。骨形成不全。成長不良。壊血病。貧血。 |
ビタミンD (カルシフェロール) | ☆ Caの吸収力を高め骨歯への沈着促進。 インシュリンの分泌に関与。Aの吸収を助ける。 ★ 骨の発育不全。くる病。骨軟化症。骨粗鬆症。 |
ビタミンE (α- トコフェロール) | ☆ 細胞を若返らせる。体内に酸素を送り込む。 抗酸化作用・黄体・男性・ステロイドホルモンの分泌に関与。 ニトロソアミンの生成を抑える。細胞膜・細胞質の機能強化。 ★ 狭心症・心筋梗塞・流産・不妊。産前産後の不調。貧血。 筋ジストロフィー。動脈硬化。 |
ビタミンF (脂質・リノール酸) | ☆ 細胞膜の材料。多すぎるとアレルギー・癌の原因になる。 |
ビタミンH (ビオチン) | ☆ たんぱく質、性ホルモン、グリコーゲン合成に働く。 白髪を防ぎ、ハゲを予防する。 ★ 脂漏性皮膚炎。無気力。不安感。手足に力が出ない。 筋肉傷む。顔や体の湿疹を起こす。 |
ビタミンK (メナジオン) | ☆ 血液中のプロトロンビン生成。体液をアルカリ性に保つ。 骨の生育を促進。 ★ 血液が凝固しにくくなる。新生児頭蓋骨内出血。活力低下。 早く老ける。 |
ビタミンM・BC (葉酸) | ☆ 赤血球の生産に働く。抗体生産に働く。胃腸粘膜の機能を維持。 ★ 神経症状の悪化。貧血。白血球減少症。下痢。不眠。記憶減退。 |
ビタミンP (ルチン) | ☆ 毛細血管壁を強化する。Cを酸化から守る。Cの効果を高める。 ★ 毛細血管が弱り出血しやすくなる。 内出血、静脈瘤、歯茎から出血しやすい。 |
コリン (レシチン) | ☆ 記憶を助ける物質を作る。神経伝達物質の原料。 細胞膜の原料の一つ。 ★ 脂肪肝(肝硬変)高血圧。腎出血。記憶力の低下。 |
繊維 | ☆ 食物の吸収をゆっくりさせ大腸の通過を早くする。 大腸癌の予防。血糖値の急上昇を抑える。 腸内細菌(ビフィズス菌など)の増殖促進。便通を促す。 添加物などの排泄。腸内をキレイにする。 ★便秘・腐敗菌の増殖。大腸菌等発癌物質を作る。 肌荒れ。吹き出物。 |
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