酵素が働きやすい環境 ~温度とphの関係
私たちの体温は37度前後が最適と言われますが、体内で働く酵素にとっても最適な温度は37度前後である事がわかってきています。酵素はタンパク質ですので熱やphによって変性しやすく、簡単に壊れてしまいます。何らかの原因で変性してその機能を失ってしまった状態を「失活」といいます。
下記「消化酵素の種類と消化器系の関係」の消化器系の図がありますが、各器官とそこで働く酵素の環境はそれぞれ違います。酵素自体は生きているものではなく、それぞれの活性をもったタンパク質であるため、体内の環境を最適な状態に整えてあげることが大切です。また、低体温でも酵素活性が衰えます。
消化酵素の種類と消化器系の関係
酵素の働きを助けるパートナーの存在
ビタミン
酵素の中には「補酵素」が結合してはじめて働くことができるものが多く存在します。この時に補酵素として働くのがビタミンです。その一例をみてみましょう。
ビタミンB1
糖をエネルギーに変えるのに必要
大麦、酵母、豚肉、たらこ、うなぎ、牡蠣、そば、大豆、ニンニク、ネギなどに含まれる
ビタミンB2
脂肪をエネルギーに変えるのに必要
レバー、ブリ、イワシ、うなぎ、たまご、納豆などに含まれる
ビタミンB3(ナイアシン)
脂肪や炭水化物の代謝に必要
乾燥舞茸、たらこ、カツオ、マグロ、アジ、サバ、落花生などに含まれる
ビタミンB5(パントテン酸)
脂質、糖質、タンパク質の代謝に必要
納豆、アボガド、さつまいも、ささみ、レバー、イワシ、たらこなどに含まれる
ビタミンB6
タンパク質、アミノ酸の代謝に必要
カツオ、マグロ、サケ、豚ヒレ、ささみ、鶏レバー、バナナ、玄米ご飯などに含まれる
CoQ10(コエンザイムQ10)
エネルギー生産、肌・筋肉・神経の再生に必要
レバー、イワシ、カツオ、豚肉、牛肉、鶏肉、大豆、ほうれん草、ブロッコリーなどに含まれる
この他にも色々なビタミンが補酵素として体の中で酵素の働きを助けています。ビタミン自体はエネルギー源や体を形作る成分ではありませんが、酵素をきちんと働かせることで体の生命維持に大きな役割を果たしています。
ミネラル
ビタミンと並ぶ、大切な酵素のパートナーは「ミネラル」です。ミネラルは、正確には補酵素とは呼ばず「金属イオン」と呼びますが、酵素の働きを助けるという意味では同じです。
ミネラルにはカルシウム、鉄、ナトリウムなど様々あります。専門的になりますが、私たちの体を作っている一番小さな単位である「元素」のうち酸素、炭素、水素、窒素を除く元素を総称してミネラルといいます。また、ビタミンはそれ自身では体の構成成分とはなりませんが、ミネラルは酵素の働きを助けるだけではなく、骨や歯などの体の組織の構成成分としても働いています。
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