体内の水分バランスを整える「腎臓」
体内の水分調節に役立っているのが「腎臓」です。全身を巡る血液は腎臓の毛細血管で「ろ過」され、からだに必要な赤血球やたんぱく質は体内に保存されます。ろ過された水分は流されて、その 99% が腎臓の深部で再吸収されます。
再吸収されるのは、この水分に含まれるアミノ酸や糖など、からだの組織が再度使える物質を再利用するためです。
残りの約1%は大人の場合で1日当たり約1リットルの尿、そして呼吸や汗、便として体外に排出されます。1日に必要とされる「約 2.5 ~ 3.5 リットル」は、この失われた水分を補うための水分量です。非常に理にかなった量であると言えます。
リンパ系のしくみとその働き
循環器系の中で「心血管系」ともうひとつの大切な働きを担う器官に「リンパ系」があります。リンパ系は体全体に網の目のように張り巡らされているネットワークような「リンパ管」、そのリンパ管の中を流れている「リンパ液」、リンパ管の中継点の「リンパ節」によって成り立っています。リンパ節は約800箇所もあるといわ れています。
リンパ液はリンパ管に流れ込んだ組織液のことで、血液中の血漿に由来する無色透明の液体です。ただし、血漿と比べてたんぱく質の量が少なくなっています。また、白血球の一種であるリンパ球が含まれています。
リンパ液は、血液のように心臓のポンプの働きで体内を流れるわけではなく、呼吸運動や骨格筋の収縮と弛緩によって流れます。安静時には流れが遅く、運動時には筋肉が収縮と弛緩を繰り返すので早く流れます。リンパ液は血液の2倍以上の量がありますが、血液と比べると非常にゆっくりと流れています。
リンパ系の3つの働きとは
リンパの働きは、大きく分けると3つの役割があります。「余分な液体の回収」と「排泄機能」と「免疫機能」です。
血液の成分の一部は毛細血管から組織液の中にしみ出し戻りません。組織液の中にしみ出た余分な液体はリンパ管から集められ、最後は「鎖骨下静脈」に流れ込んで血液の中に回収されます。
リンパには老廃物を回収する働きもあります。通常、老廃物は毛細血管を通じて静脈に取り込まれ心臓まで戻ります。しかし老廃物が静脈で回収しきれないときはリンパ管に流れ込み「リンパ液」となります。また、リンパは脂肪の運搬にも関わっています。リンパ管は組織液に混ざっている傷ついた細胞、細菌やウイルスなどの異物も集めて運搬します。
リンパは老廃物を運ぶ「下水道」のような役割を果たしているわけです。
次は感染に対する防衛機能(免疫機能)です。リンパ節は細菌やウイルスなどを退治し、健康な体を維持するために老廃物や細菌などを濾し取って全身に拡大させない為のフィルターのような存在です。リンパ節が生体内に侵入した細菌や有害物質を血液循環中に入れないための関所の役目をしているのです。
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