20 種類のアミノ酸がすべてのたんぱく質を構成する
人間には約10万種類ものたんぱく質が存在することは先ほど述べましたが、ヒトとチンパンジーは同じようなたんぱく質構成で、たんぱく質を作る遺伝子の差 は 1%くらいといわれています。
たんぱく質を作らない領域がかなり違っていたり、それを作る量とかタイミングが違うなど思った以上に違っていることが最近の研究からわかっています。
たんぱく質は生命をつかさどる基本的なユニットですから、私たち人間はたんぱく質合成の素材となる20種類のアミノ酸を、何らかの方法で確保しない限り生きていけません。このことを理解しておくことはとても大切なことです。
本来ならば、これらのアミノ酸を個々の生物が自分自身で合成できれば良いのですが、人間はそれらは食事で補うほかありません。
ちなみに微生物や植物の多くは、炭水化物代謝の中間体とアンモニアからすべてのアミノ酸を合成していることが判っています。
「非必須アミノ酸」は本当に「非必須」なのか?
必須アミノ酸と非必須アミノ酸の違いは体内で生成できるか否かの違いとされています。正確にはどちらも生成することは可能ですが、必須アミノ酸はその生成過程が長く、作り出すのに非常にエ ネルギーがかかる為、食事などで摂取する外部依存になったのであろうと考えられています。
必須アミノ酸という言葉を与えた研究者は、人生最大の失敗だったと嘆いているそうですが、この言葉は現在も誤解を与え続けています。ヒトを含む高等動物を対象にした栄養学では、必須アミノ酸という言葉がよく使われます。20種類のアミノ酸のうち、約半分の9種類がそう呼ばれます。
「必須」といったために残りの11種類は必然的に「非必須 non-essential」と呼ばれることになりましたが、もちろんそれらが生体に不必要であるという意味では決してありません。
必須アミノ酸というのは、それらのアミノ酸の炭素骨格が動物自身では合成できず、したがって生きていくためには食物として外からとり入れなければならないアミノ酸のことです。つまりバランスの取れた食事を摂ることは健康に生きる為にとても大切な事なのです。
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